高校Ⅱ年社会科の「現代の社会」では、教師からの一方通行ではない、生徒間での学びあいをベースとしたアクティブラーニングを展開しています。この授業では、定期考査だけでは測れないジェネリックスキル(汎用的能力)の獲得、学びのモチベーションの向上を目的としています。
5月下旬から6月下旬にかけて、大きく2つのプロジェクト型学習を行いました。
➊三菱UFJモルガン・スタンレー証券の「株の力」です。
「株の力を伝える新聞広告を制作せよ!」というミッションに対して取り組みました。生徒たちは4月から5月にかけて行なってきた「話し合いのルール」、「チームとは何か」、「リーダーシップとは何か」、「プレゼンスキル」などを駆使し、この課題に取り組みました。コピーライターの川上徹也様にご来校いただき、『「言葉」で世界を変える方法』というテーマで講演をしていただきました。
生徒たちは社会の第一線で働いている方の話を食い入るように聞いていました。ミッションの最終発表当日は、教室に入るとどのチームも授業が始まる直前まで練習をしており、課題への取り組みの真剣さを感じました。
❷6月中旬からは大阪府焼菓子工業組合と連携し、「お手拭きにもなる品質保持剤のデザインを考える」というテーマに取り組みました。
ここではミクル株式会社に「アイデア理論ワークショップ」を開催していただきました。アイデアとはどこからか振って湧いてくるものではなく、自分の経験の組み合わせである、という言葉には多くの気づきがあったようでした。その後、「今、一歩、踏み込め」を合い言葉に、チームで話し合いを重ねていきました。中にはプロトタイプ(試作品)をつくっていたチームもありました。どのチームも個性的なアイデアをだすことができました。
⦅2学期の取り組み⦆
2学期には昨年度に決勝ステージまで進出した株式会社マイナビの主催する「キャリア甲子園」に取り組みます。
また、それぞれの班で課題を設定、提案、実行まで行うというマイプロジェクトアワード(NPO法人カタリバ主催)に出品する予定です。