中学3年生の社会科(公民)では、授業の一環として、株式会社教育と探求社様が提供する「クエストエデュケーション」に取り組んでいます。
このプログラムは実在の企業から与えられた課題の解決に向けた提案をする「企業プレゼンテーション部門」、ロールモデルとなる人物を掘り下げる「人物ドキュメンタリー部門」、「自分史部門」から構成されており、本校では「企業プレゼンテーション部門」に3年前から参加しています。
2015年度には初出場でグランプリを獲得する快挙を達成!2016年度には先輩に続けと、全国大会に出場するチームもありましたが、惜しくも企業賞の獲得はなりませんでした。ただ、この生徒たちは現在、高校生となり自分達でチームを結成し、外部の探求型プログラムにチャレンジし学びを継続しています。
今年度の中学3年生は、クエストエデュケーションの授業内取り組みを昨年度から見直し、毎回の授業で小さなアウトプットを必ず入れるようにしています。クエストエデュケーションのプログラムにあるブレインストーミングや、市場調査などの新人研修課題に取り組むだけでなく、企業から出されたミッションに共通する「人間の本気を見せようじゃないか!」の部分を活用し、「人間の本気を見せようじゃないか!今までに存在しない、わくわくするような教育内容を聖学院に提案せよ!」という独自のテーマを設定し、短期間で考え、発表するなどの工夫を行なっています。これにより生徒は思考の「瞬発力」と「持久力」について意識をするようになりました。
また、授業にクエストエデュケーションの協賛企業である富士通株式会社の濱田様と古沢様がご来校下さり、生徒たちの議論の様子をご覧いただきアドバイスをいただきました。
1学期の授業が終了し、ここからが正念場です。2学期最初の授業では中間発表を予定しています。どのような提案がでてくるのか授業担当者一同、ドキドキしながら楽しみにしています。