高Ⅱ社会科の「現代の社会」では、教師からの一方通行ではない、生徒間での学びあいをベースとしたアクティブラーニングを展開しています。この授業では、定期考査では測れないジェネリックスキル(汎用的能力)の獲得、学びのモチベーションの向上を目的としています。
授業開きの4月には、クラス全体に「安心・安全」の場を創出します。「拡散と収束」を意識した話し合いやレゴを使用したチームビルディングを行なうことにより、生徒たちは積極的に自分自身の意見を表現するようになりました。
1授業1テーマで授業を行っているため、生徒たちは集中状態を維持しなければなりません。短いピッチでのアウトプットを要求しますので、生徒たちは時間を意識しつつ、意見をまとめることができるようになってきました。
人に意見を伝えるためにはプレゼンテーションの技術が必要となります。そのため、4月下旬から5月上旬にかけて、プレゼンに関連する授業を多く実施しました。「非言語のプレゼン練習」では、相手に合わせてプレゼンの構成を考えなければならないことを伝えました。
また、外部の方々にもお世話になっています。株式会社みらい創世舎の森泰造氏にお越しいただき、「リーダシップとは何か」ということを考えました。また、ストラクチャードコミュニケーション協会の加島一男氏にお越しいただき、ノートテイキングの技術について学びました。
このように様々な経験を通して、高校Ⅱ年生の生徒たちは驚くほどの成長を遂げています。5月末から取り組んでいる、少しハードルの高い課題に現在挑戦中です。