【学外行事】タイ研修旅行3日目~6日目報告
タイ研修旅行3日目
タイ・ラオス・ミャンマー三国が国境線を接する「ゴールデントライアングル」を旅してきました。
戸邉治朗校長のガイドによりメコン河を渡り、ラオスへ入りました。
ゴールデントライアングルはかつて麻薬の一大生産地でした。ここで生産されたアヘンが戦費に充てられるということもありました。
現在は観光地として人々の関心を集めていますが、将来は中国の次の「世界の工場」となりうる可能性も報じられています。
毎年ここを訪れていますが、何年後かにはビジネスで再訪問する者もいるかもしれません。
続いてメサイへ移動し、国境の橋を越えてミャンマーへ入国しました。橋の中ほどで車両の通行が左側から右側へ変わります。さらに橋を渡りきると表示される文字もタイ語からビルマ語に変わります。
ふり返りのミーティングでは両国での「ニオイ」の違いを指摘する生徒もいました。
タイ研修旅行4日目
午前中はボランティア活動。1月9日のタイの子どもの日のために、こいのぼりを設置しました。
その他、庭園の清掃や草むしりなどの手伝いをしました。講演会のメッセージは2015年度報告書にすべてを掲載します。
午後からはチェンマイのプリンス・ロイヤル・カレッジ(PRC)の生徒たちと再合流し、ミニ運動会で親睦を深めました。
タイ研修旅行5日目・6日目
戸邉校長の講演会では1990年メーコックファーム・プロジェクト立ち上げ当時の話を聞きました。
私たちは何のために学ぶのか、強いメッセージを受けとめました。
後日発行する「2015年度タイ研修旅行報告書」にすべてを収録いたします。
午後からは少数民族の村にホームステイへ向かいます。
今年はPRCの生徒26名と共にアカ族の暮らしを体験することとなりました。同じ国に住んでいながら、タイ人の彼らはアカ族の存在にあまり関心がなかったようにも見えました。
民族衣装をまとい高床式の民家で寝起きをし火を囲む生活には、私たちと同様のインパクトがあったかもしれません。
昨年6月から村に電気が通るようになり、暮らしに急激な変化が表れているのではないかと思っていましたが、特に大きな変わりのない生活が続いているようでした。
村人たちの歓迎を受け、「一生もの」の体験をしました。
旅の中盤を過ごしながら、生徒たちはいい表情をたくさん見せてくれます。
彼らの肯定的な言動に、この旅のために費やした労力が報われた思いがします。
終盤はチュラーロンコーン大学の学生と共にバンコクを巡り、最終日にはアユタヤへの歴史探訪が待っています。
引率教諭 伊藤豊・内田真哉