【授業Now】高校Ⅲ年 「化学」最後の授業
12月1日(火) 7・8限目、生田直子教諭担当の高校Ⅲ年生・化学の最後の授業でした。
課題:①一人ひとりに水溶液が与えられます。
②水溶液にはホワイトボードに書かれたうちの3つの物質が入っています。
③「使える薬品」で何が入っているか突き止めます。
④根拠は何かを明確に説明が出来たら合格です。
6名の生徒たちは、これまで学習してきた無機化学の知識を総動員して臨みました。
水溶液を試験管にとって薬品を入れ、沈殿物を確認。沈殿物を取り出すために濾過。沈殿物にさらに薬品をかけて物質を絞り込んでいきます。濾過した溶液にさらに薬品を入れて含有物質を確かめます。煮沸もしてみました。
実験では使用器具・薬品の取り扱いにも慎重さが求められます。
(もちろん危険が伴うことがないように配慮されています)
6名の生徒たちは応用力、発想力、分析力のうえに立った丁寧な実験進行で、根気よく、最後まであきらめずに答えを導き出しました。
含まれる物質の根拠を生田先生に説明します。
薬品をかけたらなぜ沈殿したのか。なぜこの物質なのか。この物質が含まれないのはなぜか。
生田先生の問いに、一つひとつ答えます。
合格がもらえたとき、達成感と喜びいっぱいでした。
聖学院の6年間の学びは、この実験のように常に思考力と問題解決のための行動力が求められてきたと思います。これから先の人生、ますます要求されます。恐れず、勇敢に、あきらめずに問題に向き合ってください。丁寧に進んでいけば答えは出ます。そして実行してください。それは必ず、聖学院の真髄「Only One for Others」につながり、周りの人たちを幸せにします。