【授業now】サマーセミナー 政治経済
テーマ:サマーセミナーの政治経済の授業
聖学院では、主に国公立大学を目指す高校Ⅱ年生は政治経済の授業を受講しています。かつてはサマーセミナーの10日間で、1日1単元、該当するセンター試験の過去問題を全て扱っていました。例えば「国会」の単元ならば、過去問題が50問程度ありますが、70分間の授業時間の中で、猛烈なスピードで全ての問題を解説していました。
しかし、センター試験の過去問題は毎年増えていくこと、生徒が本当に理解しているかに確信がもてなくなったことなどをきっかけに、ここ5年程度は扱う問題を30問まで絞っていました。
それでも生徒の理解度にばらつきがあったため、今年度は思い切って、16問まで問題数を絞り、5問を担当教員が解説し、3問を生徒がグループで解説を作成する、を2クール繰り返す形に変更しました。
生徒達は10日間で、驚くほどの「アクティブラーナー」になりました。最初の方は担当教員から「なぜ、そう考えたの?」「他の関連知識は?」「どこに注目したの?」などの質問が必要でしたが、最後の3日間は、生徒たちの解説のレベルの高さにタジタジになりました。生徒たちは「知識」だけでなく、「学び方」を掴んだように思います。また、担当教員としても生徒から色々なことに気づかされた10日間でした。