1月21日(水)の中1 L.L.T.は、自己理解・他者理解がテーマです。
おなじみ「アハ体験」で脳トレーニング後、今日の課題「無人島脱出計画」に取り組みました。
あれは1年前のことでした。 外国に行く船が沈没し、ほとんどの人は助かりませんでしたが、6人だけが無人島にたどり着きました。 それから1年。6人は毎日のように日本に帰るための『いかだ』を作り、やっと完成しました。「これで1か月後には日本に帰れるぞ」と、みんな大喜びしましたが、しばらくして大きな問題に気づきました。 水だけなら大丈夫ですが、水と食料を積むと5人しか乗れません。水と食料と6人全員が乗れる大きな『いかだ』を作り直すのには、1年以上かかります。しかも、1人は重い病気にかかって動けません。どうしたら良いのでしょうか? |
生徒たちは次のア~エを良く読み、無人島脱出のための方法で『良い』と思う順番とその理由を表に記入します。
ア 病気の人と看病する人の2人が島に残り、4人が食料と水を積んだ『いかだ』に乗る。
イ くじ引きで1人が島に残り、病気の人も入れて5人が食料と水を積んだ『いかだ』に乗る。
ウ 食料は積まず、6人全員が水だけ積んだ『いかだ』に乗る。
エ 大きな『いかだ』を作り直すまで6人全員が島に残る。
「究極の選択」を前に生徒たちは大盛り上がり。
「全員助かりたい」「生き残る確率は?」「なるべく多くの人が生き残れるようにするにはどうしたらいい?」「病気の重さはどれくらい?」「水だけで生き残れる?」等々。
選択肢以外の方法を考えだしたグループもありました。
違う意見を一つにまとめることは難しいことです。きちんと話し合い、理解しあうことで、完璧ではないけれど、結論を出すことができます。
大切なのは、自分の考えをきちんと伝え、他人の意見を尊重することではないでしょうか。