高校Ⅱ年の社会科の「現代の社会」では、教師からの一方通行ではない、
生徒間での学びあいをベースとしたアクティブラーニング(積極的な学習方法)を展開しています。
10月の授業のテーマは「自分の考えを他者に伝えよう」。
高校Ⅱ年生は沖縄平和学習に関連し、「命の大切さ」と「平和」をキーワードに、「赤ちゃんポストの設置は是か、非か」、
「トリアージは必要か」、「自衛隊は是か、非か」、「在日米軍は必要か」という4つのテーマで議論しました。
赤ちゃんポストとトリアージについては養護教諭の小野先生が、
自衛隊、在日米軍基地については学年担任団の磯貝先生、児浦先生が議論に参加してくれました。
全ての回を通して、NPO法人「ROJE」の大学生も議論に参加してくれました。
生徒たちは自分の考えをまとめ、メリット・デメリットを整理し、他者に伝えることはとても難しい、
ということを実感したようでした。
そこで、落語家で真打の柳家三之助氏にご来校いただき、
「話す」「伝える」ということについてプロの噺家としてお話をしてくださいました。
特に「人の話を聞くことができる人間は話せる。なぜならば人の言葉を自分の中に入れ、
自分の言葉として解釈する良い習慣がついているから」という話は授業担当者として、とても参考になりました。
11月の授業は、任意団体のUnicul Laboratoryと協働して授業を作っていきます。
また、第二東京弁護士会にご協力をいただき、民事模擬調停を行います。