【学外行事】高Ⅱ沖縄平和学習-5日目最終日
2004年8月13日、米軍ヘリコプターが沖縄国際大学キャンパスに墜落、炎上しました。その後直ちに米軍は現場を封鎖し、大学関係者のみならず日本の消防や警察さえもそこに立ち入ることを禁じました。これは単なる「事故」ではなく、日本の主権が侵される「事件」でした。
私たちは沖縄国際大学キャンパスにて、同大学総合文化学部教授・藤波潔先生の講義を聴講しました。「自己決定」をキーワードに、社会に参画することの意義と多様性をまとめる意欲の大切さについてメッセージをいただきました。
意見を問う、根拠を問う、前提を問う、他者の観点から考える。しなやかな思考の訓練は、教室の中でも展開させることができます。「知識の伝達」以上の技能が社会的に要求されていることを強く感じます。
沖縄平和学習の様子を5回に渡り、このホームページ上でお伝えして参りました。この体験学習プログラムは、現地で活躍する方々と私たち聖学院中高教職員との信頼関係で成り立つ部分がとても大きいです。卒業生も協力してくれました。関心をもってお読みいただいた皆さまと、生徒・教職員のために力を貸してくださった方々に深く感謝いたします。