進路指導

卒業生・保護者のメッセージ

卒業生からのメッセージ

自分が“Only One” の存在になれた場所

奥田 篤宇さん
早稲田大学社会科学部 進学

私たちの学年聖句は、「受けるより与える方が幸いである」でした。入学したばかりの頃は、「なぜ?もらう方が良いに決まってる」などと言葉の意味を理解することすら出来ていなかったと思います。それでも、先生方の根気強いご指導、Only One for Othersの教育理念に基づいた数々の学校行事を通し、神様から与えられた個々人の賜物を他者のために活かすことの素晴らしさを理解できるまでに成長することができました。さらには新型コロナウイルスに翻弄されながらも着実に壁を乗り越え、そして自らが望む未来へと果敢に挑み続けることもできました。そして、どんな時も傍らには私たちを支え見守ってくれる人たちの存在がありました。
 私がついこの間まで受験勉強をしていた際に、全く集中できず、何も頭に入らなかったことが何度かありました。当時はその原因はよく分かりませんでしたが今振り返ってみると、それは私の聖学院への愛着によるものなのではないか、と思えます。聖学院には確かに自分の居場所があり、認めてくれる仲間がおり、サポートしてくれる先生方や保護者の方が味方をしてくださり、やりたいことをとことん追求できる環境も整っています。私はきっと、無意識のうちにそんな聖学院から離れたくない、と思っていたのだと思います。聖学院の様な素敵な学校に六年もの間身を置けた私は本当に幸せ者です。今後も聖学院は駒込の地から次の世代、そのまた次の世代の生徒へとこのOnly One for Others教育を授け続けることでしょう。これからの聖学院のことが、私は楽しみで仕方ありません。聖学院への愛は今後も変わることがありません。

保護者からのメッセージ

子どもの可能性を最大限に引き出す学び場

寺田 久美子さん
[卒業生:寺田 賢成さん 上智大学法学部進学)]

聖学院では、毎日の礼拝やLLT、社会貢献活動等を通して、息子も私自身も大切なことをたくさん学びました。まず自分自身を愛し、そして周囲を大切に思う’Only One for Others’の精神が基盤となる人間教育。それは人間形成を司る大事な6年間において何よりも大事な教育ではないかと母親として感じ、全て先生方にお任せし見守り続けました。聖学院では、子供達の可能性を最大限に引き出す学内外での探究・研究活動、また海外研修などが充実しており、自然に自学自習の習慣が身に付きました。 あまり積極的ではなかった息子が自ら一年間の海外留学を希望した事、6年間塾にも行かなくとも第一志望校に合格出来た事、 そして志望校合格後も自ら机に向かい将来の為の勉強をしている事など、これらは決して受験がゴールではなくその先を見据えた聖学院教育の賜物であると感じています。そして何より多くの友人に恵まれた事はかけがえのない財産だと感謝しております。互いの価値観を受け入れられる、これはナンバーワンではなく、聖学院が目指してきたOnly One教育のなせる業ではないでしょうか。